株式会社日本アセットコンサルティング

土地を分ける前に知っておきたい! ~分筆予定地の評価の重要性~

【問題】「土地を分けるだけだから簡単」と思っていませんか?

土地を相続や売買のために「分筆(ぶんぴつ)」するケースは少なくありません。

分筆とは、1つの土地を法的に複数の区画に分けることです。

一見すると、「面積を割れば価値も比例して割れる」と思いがちですが、実はそう簡単ではありません。

なぜなら、分筆後の各区画の価値は均等にならないことが多いからです。

例えば…

  • 片方は道路に面しているが、もう片方は接道なし

  • 片方は整形地で建物が建てやすいが、もう片方は形がいびつ

  • 日当たりや眺望に差がある

    こうした要因で、同じ面積でも市場価値は大きく異なります。


【解決】分筆予定地は「事前評価」がカギ

公平な分筆や取引を行うには、分筆前に各予定地の価値を把握することが不可欠です。

この作業を「分筆予定地の評価」と呼び、不動産鑑定士などの専門家が以下の流れで行います。

評価の流れ

  1. 現況と予定図面の確認

    分筆後の各区画の形状や接道状況を図面上で確認します。

  2. 市場価格の算定

    周辺の取引事例や公示地価を参考に、立地や環境条件を反映した価格を求めます。

  3. 価値の差額調整

    不公平が生じる場合、金銭で差額を補正する「代償金」の設定を検討します。


【注意点】後からの不満や争いを防ぐために

分筆後に「自分の土地の方が価値が低かった」と気付いても、契約後では修正が難しく、家族間や取引相手とのトラブルに発展することもあります。

そのため、分筆の計画段階から評価を行い、納得感を持った区分けをすることが重要です。


【まとめ】

  • 分筆は面積だけでなく「価値の公平性」を考える必要がある

  • 専門家による事前評価でトラブルを防げる

  • 代償金などの調整で公平な分筆が可能

もし土地の分筆を検討しているなら、「とりあえず面積で割る」ではなく、分筆予定地の評価から始めることが、後悔しないための第一歩です。