株式会社日本アセットコンサルティング

鑑定評価書って必要?立退交渉を有利にする“証拠”の使い方

立退き交渉、こんなお悩みありませんか?

「貸主から急に退去を求められたけど、どれくらいの立退料が妥当なのか分からない」

「交渉しても『相場です』の一点張り。こちらの主張はどう伝えればいいの?」

立退き交渉は、感情・お金・時間が交錯するデリケートな場面。

しかし、感情論に終始せず、客観的に状況を整理できる“証拠”があれば、交渉を有利に進めることができます。

その“証拠”の代表格が――

🏢 不動産鑑定評価書です。


■ 鑑定評価書とは?ざっくり言うと…

不動産鑑定評価書とは、土地や建物の経済価値を専門家が客観的に評価した書類です。

立退交渉の場面では、以下のような情報が重要になります:

  • 借家権の経済的価値(≒営業を続けていた場合の利益)

  • 立退きに伴う損失や営業補償額の合理的な算定

  • 現在の賃料と市場賃料との乖離

  • 建物の築年数や立地特性に基づく評価


■ なぜ「評価書」が交渉を有利にするのか?

鑑定評価書は、交渉に以下のような“武器”を与えてくれます。

効果 内容
🎯 交渉の客観性向上 感情や主観でなく、専門的根拠に基づいた主張が可能に。
🧩 立退料の内訳が明確に 借家権価値・営業補償・移転費用などを整理し、妥当な額を可視化。
⚖️ 裁判でも通用する資料に 万が一の訴訟にも対応可能な“証拠力”がある。

■ こんなケースでは特に有効!

  • 長年営業してきた老舗店舗

  • 繁華街・駅近の好立地物件

  • 月極駐車場や屋上看板などの副収入がある物件

  • 賃料が周辺相場よりも著しく低い場合

これらは「立ち退くことで損失が発生しやすい物件」です。

その損失額を定量化できる評価書が、まさに交渉の要となります。


■ まとめ:感情より“根拠”がモノを言う時代

立退交渉は、「情」だけでなく「証拠」と「根拠」が求められる時代になっています。

そして、不動産鑑定評価書は、交渉の“流れ”を変える後ろ盾となり得る存在です。

「専門家が算定した客観的価値」があるだけで、話し合いのテーブルがぐっと整います。

あなたの権利を守り、適正な補償を得るためにも、

一度、不動産鑑定士に相談してみるのも、立退き交渉の第一歩かもしれません。