株式会社日本アセットコンサルティング

再建築不可物件のリフォーム活用

「再建築できない家って、結局使い道がないんでしょ?」
そう思っていませんか?
実は、再建築不可物件は“リフォーム次第”で大きく価値を上げられる可能性があります。

今回は、再建築不可物件のリスクを踏まえつつも、実際にリフォームで賢く再生させた事例や活用術をご紹介します。専門的な観点から、一般の方にも分かりやすくお届けします。

◆そもそも「再建築不可」とは?
都市計画区域内では、建物を建てる際に「幅4m以上の道路に2m以上接道していること」が必要です。これを接道義務といいます。

しかし、古い住宅地や路地裏にある物件の中には、この基準を満たしていないものがあり、現在の建物を取り壊してしまうと、新築ができないのです。これが「再建築不可物件」です。

◆でも「使えない」とは限らない!
再建築ができない=価値がない、ではありません。
現在の建物を活かしてリフォームすることで、十分な住居や収益物件として活用できるケースは多数あります。

◆問題:老朽化した建物、どうする?
再建築不可物件に多いのが「築40年以上の老朽住宅」。
確かにそのままでは住むのが不安ですが、構造や基礎がしっかりしていれば、フルリノベーションで生まれ変わらせることが可能です。

◆解決:リフォームで再生!具体的な活用術
✅ ① DIY+部分リフォームで低コスト再生
屋根・外壁・水回りなど、必要最小限をプロに任せ、内装はDIYでコストダウン。
狭小住宅でも、デザイン性を工夫すればカフェ風の住まいや趣味空間として生き返らせることができます。

✅ ② 賃貸住宅や民泊として活用
リフォーム後、賃貸物件として貸し出すことで安定収入を得る活用法も人気。特に駅近や観光地にある場合は、民泊やシェアハウスとしての運用も検討できます。

✅ ③ 事務所やアトリエにコンバージョン
「建て替えできない=永住用ではない」と割り切り、事業用途(SOHO・アトリエ・教室)に変えるのも手。リフォームの方向性次第で、想像以上の価値が生まれます。

◆実例紹介:築50年の再建築不可物件を“和モダン民泊”に変身!
千葉県内のある再建築不可物件では、築50年超の木造住宅を和モダン風にリフォーム。
床の間や襖を活かしたデザインが外国人観光客に人気を博し、Airbnbで月10万円以上の収益を生み出しています。

◆専門家のサポートでリスク回避を
再建築不可物件のリフォームには、構造安全性の診断や用途変更の知識が不可欠です。
自己判断では限界があるため、建築士や不動産コンサルタントに相談することが成功のカギとなります。

◆再建築できなくても、リフォームで未来は変えられる!
「再建築不可」という言葉に惑わされず、今ある建物の可能性に目を向けることが重要です。
工夫と専門知識、そして少しの発想の転換があれば、古い家は新しい価値を生み出します。