マイホーム購入で絶対に知っておくべき基礎知識
「この土地に理想の家を建てよう!」
そんなワクワクする気持ちの裏で、知らないと損をする2つの数字があります。
それが――建ぺい率と容積率です。
問題提起:「建ぺい率・容積率」って気にしなくていいの?
土地の広さ=自由に建てられる広さ、と思っていませんか?
実は、土地には“使っていい割合”が法律で厳しく決められています。
これを知らずに進めてしまうと、
思ったより小さい家しか建てられない
2階建てが無理だった…
広いはずなのに建物がコンパクト…
という“想定外”に直面することも。
解決策:「建ぺい率」と「容積率」を正しく理解しよう
① 建ぺい率(けんぺいりつ)とは?
敷地に建てられる建物の面積の割合を示すもの。
例えば、建ぺい率60%の土地が100㎡なら、建物は**最大60㎡**までしか建てられません。
✅ ポイント:駐車場や庭をどれだけ確保できるかに直結するため、土地の“使い勝手”を大きく左右します。
② 容積率(ようせきりつ)とは?
延べ床面積(1階+2階…)の合計の上限を示すもの。
容積率200%の土地が100㎡なら、延べ床面積は**最大200㎡**までOK(例:100㎡×2階建て)。
✅ ポイント:何階建てにできるか、どれだけ広い室内が作れるかを左右します。
③ 地域によって基準が違う!
これらの数値は、土地の用途地域(第一種低層住居専用地域など)によって変わります。
住宅街では建ぺい率が40~60%、容積率は80~200%程度が一般的です。
✅ 確認方法:購入検討中の土地がどの地域に属するか、役所または不動産会社で調べましょう。