不動産を選ぶ際、多くの人が間取りや価格、立地には注目しますが、「接道状況（道路付け）」までしっかり確認する方は意外と少ないかもしれません。
しかし実はこの「道路」が、
建て替えできるかどうか
増改築が可能か
車を停められるか
売却時に値がつくか
…など、物件の自由度と資産価値を大きく左右するのです。
解決策：チェックすべき3つの道路ポイント
① 接道義務（建築基準法第43条）
家を建てるには、原則として幅4m以上の「公道」か「私道」に2m以上接していなければなりません。
これを満たしていないと、原則として新築や再建築ができません。
✅ 確認方法：役所の建築課や、不動産会社に「接道義務を満たしていますか？」と聞きましょう。
② 道路の種類：公道 vs 私道
公道：行政が管理。整備・維持費は不要。
私道：個人または法人所有。修繕費用の負担が生じる可能性あり。
私道の場合、将来的に通行や車の出入りに制限が出るリスクも…。
✅ 確認方法：「この道路は私道ですか？持ち主は？通行承諾は取れていますか？」と事前にチェック！
③ セットバックの有無
古い道（幅4m未満）では、建て替え時に敷地を後退させる「セットバック」が必要になることがあります。つまり、使える土地が狭くなってしまうのです。
✅ 確認方法：「この道路はセットバック対象ですか？」不動産会社か建築士に相談を。
まとめ：道路を知れば、不動産購入は失敗しない
物件の“顔”とも言える「道路」ですが、見た目だけではわからないリスクが潜んでいます。
「この家いいな」と思ったら、まずはその前の“道”をチェック！
プロの目線で確認し、将来のトラブルや資産価値の低下を防ぎましょう。