株式会社日本アセットコンサルティング

空き家処分のための市場価値評価とは? ~損をしないための第一歩~

【問題】空き家を手放すにも悩みは尽きない

相続や転居などで空き家を所有することになった場合、多くの人が直面するのは「どう処分するか」という問題です。

  • 放置して固定資産税だけがかかる

  • 管理や修繕の手間が増える

  • 売却価格が分からず動けない

特に価格の見当がつかないままでは、売却も賃貸も進まず、結果として資産価値が下がってしまう危険があります。


【解決】市場価値評価で「適正な価格」を知る

空き家処分の出発点は、その不動産が市場でどれくらいの価値を持つのかを知ることです。

これを明らかにするのが「市場価値評価」です。

市場価値評価の主なポイント

  1. 不動産鑑定士など専門家が評価

    土地と建物の状態、立地条件、周辺の取引事例などをもとに算定します。

  2. 現状のままの価値と活用後の価値を比較

    リフォームや更地化をした場合の価値も試算でき、最適な処分方法を検討可能。

  3. 交渉や売却の基準になる

    評価額は、買主との価格交渉や不動産業者への依頼時の根拠となります。


【落とし穴】査定と評価は別物

不動産会社の「査定価格」は販売戦略を含めた見込み額であり、必ずしも市場価値そのものではありません。

一方、「市場価値評価」は法律や鑑定基準に基づく中立的な価格算定で、交渉や裁判でも通用する信頼性があります。

この違いを知らずに査定額だけで判断すると、本来より安く売ってしまう可能性があります。


【まとめ】

  • 空き家処分は「適正な市場価値」を知ることから始まる

  • 専門家による評価は価格交渉や方針決定の土台

  • 査定と評価の違いを理解することが損失防止のカギ

空き家は放置するほど価値が下がり、維持コストも増えていきます。

まずは市場価値評価で現状を把握し、最も有利な方法で活用・処分を進めましょう。